加速するグローバル展開に多言語で対応。シンプルな動画でメッセージ性も強化
マニー株式会社 様
医科と歯科の医療機器メーカーとして、手術用縫合針、外科治療機器、眼科治療機器、歯科治療機器などの開発・製造・販売を手がけるマニー株式会社。今回は企画本部経営企画グループの川口様、長田様、デンプシー様にお話をお伺いしました。
課題・悩み
既存の動画が10年以上前に制作したきりで情報が古く、全体で14分以上もあり使い勝手に課題。
効果・結果
全体を3分程度にまとめることで使い勝手を向上。9言語で展開し、特に海外での反響が大きい。
頭の中で思い描いたイメージを具現化できた事例が決め手でした
ボリュームのある長編動画ではなく、短くて使いやすい動画が理想
当社は「世界一の品質を世界のすみずみへ THE BEST QUALITY IN THE WORLD, TO THE WORLD」という営業基本方針を掲げて、“医科”と“歯科”の領域にわたる治療系医療機器を開発・生産・販売する医療機器メーカーです。今では当たり前に使われているステレンス製の縫合針を世界で初めて開発・生産し、現代医療の発展に貢献してきました。また、白内障手術に用いられる眼科用ナイフでも国内シェアNo.1、海外シェア30%以上と多くの方にご支持をいただいています。製品は120カ国以上に展開し、海外売上比率は80%以上とグローバルに事業展開している点が特長です。
マニー株式会社 様
企業サイト https://www.mani.co.jp/
動画を制作しようと思ったきっかけは何でしたか?
既存の会社紹介動画が古くなったことが要因です。10年以上前に制作してそれっきりのため内容が古く、14分以上の長編ということもあって使いづらく、各部署で会社紹介の動画を作るなど個別に対応していました。過去に何度かリニューアルの話は出たものの、諸般の事情で実現できずにいましたが、海外展開の広がりや会社の成長性・魅力をうまく伝えるツールを用意するという目的で、今回リニューアルを決めました。リニューアルにあたっては「短くて使いやすく、多くの人が理解しやすいもの」に仕上げたいと考えていました。
数ある会社の中でなぜ弊社を選んでいただけたのですか?
メーカー系の実績がある制作会社を探していて、御社は製薬や医療機器メーカーの実績が多かったことが大きなポイントなりました。ご相談をしてからのヒアリングや企画案の提示もスピーディーに対応していただけましたし、実績も含めて安心してお任せできると思ったのも決め手のひとつです。従来は地元の栃木県の会社に声をかけることが多かったのですが、都市部で多くの案件を手掛けている制作会社の方がより客観的に見ていただけるのではないかと考えていました。
栃木と大阪のやり取りになりましたが、打ち合わせはWebミーティングで十分できましたし、ナレーション収録もオンラインで立ち会いました。撮影以外はすべてリモート対応でしたが、特に問題なく制作を終えることができましたので、距離が離れていることは全く気になりませんでした。
多言語対応によって海外で大きな反響。
制作した動画の反響や効果はいかがですか?
制作した動画を海外の販売代理店に見てもらったところ、すぐに「データが欲しい」と言っていただけましたし、マレーシアの展示会では見終わった後に拍手を頂戴するなど、特に海外での反響が大きいです。制作にあたっては関連部署を巻き込みながら進めた点が大変でしたが、後日実施した社内アンケートでもポジティブな回答が多く安心しています。
動画を通して多くの販売代理店やお客様にご覧いただくことでブランドの啓蒙にも繋がっています。
今回は英語も含めて9言語の展開になりましたがいかがでしたか?
当初は日本語・英語は最低限必要で、あとはベトナム語と中国語の4言語があれば十分かと思っていました。しかし社内でアンケートを取ると、せっかく海外版を作るのであれば上記以外の言語にも対応してほしいとの意見が予想以上に多く、急遽9言語で対応することになりました。翻訳チェックなど工数が多く大変でしたが、御社の皆様のサポートのおかげもあり、効率的に進めることができました。話は変わりますが、生産拠点であるベトナムでは、ベトナム語版(字幕)の動画を食堂内のモニターで流しており、現地スタッフの方から「良い動画ですね」とコメントをいただきました。動画を起点にコミュニケーションが増えることにも期待しています。
初めての動画制作ということでしたが、実際に携わっていただいていかがでしたか?
現状は営業活動(対面営業・展示会・代理店)で見せるのがメインですが、その他にも採用活動、広報活動、IR活動(投資家向け広報)、学会などの場面で活用しています。株主総会までに完成させるというタイトなスケジュールでしたが、しっかりとスケジュール管理していただけて本当に助かりました。
貴社の今後の展望をお聞かせください。
今回制作した動画では「世界一の品質をつくる」部分はしっかりと表現できたと思います。今後はこの品質を「世界のすみずみまで広げる」という面にももっとフォーカスできたらなと考えています。また、新工場の建設も進んでいますので、竣工のあかつきには施設紹介の動画など順次整理していきたいですね。