今回は7月6日(木)~7月8日(土)にかけてインテックス大阪で開催された「2023大阪どてらい市」のレポートです。
動画制作会社の視点で、各ブースの出展内容や動画の活用方法などを製造業・製薬、医療機器メーカーに特化した動画制作会社のエルモがご紹介します
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目次
どてらい市の概要
本展示会は、地域の販売店が主催店となり、メーカーの協力のもと、
株式会社山善が事務局として開催する、地域産業の活性化を目的とした展示即売会です。
実際に「見て、触って、確かめる」展示即売会は、40年以上にわたり日本全国で開催され、地域のものづくりと地域産業の発展に貢献しています。
※どてらい市公式サイトより引用
イベント会社ではなく商社・メーカーが開催する展示会としては、ほかにも因幡電機産業の「ジャンボびっくり見本市」などもありますが、
今回の「どてらい市」には初めて参加しました。
インテックスの5号館・6号館の2会場またがって開催されていましたが、
非常にたくさんの方が来場されていました。
展示会出展の目的
ビジネス活動において王道の選択肢である展示会ですが、出展する目的としては主に以下の2つです
(1)製品やサービスの拡販
自社の製品やサービスをより多くの来場者にPRし、「見込み客を増やす」「営業先を増やす」ことに繋げる。
来場者の顔を見て話ができ、連絡先(名刺)も入手できる。ある程度まとまった数の見込み客を効率的に手に入れることができます。
(2)マーケットの声収集
開発中の製品やサービス、新しい技術などを発表して来場者のリアルな声を収集し、「方向性の確認」や「新たな活用方法の模索」「製品化への道筋」などを確認する。
企業側の企画意図とマーケットの声をすり合わせる場として活用できます。
どてらい市における動画活用の実態
他の展示会に比べて動画を流しているブースが少なかったですが、その中でも製品紹介や使い方などのマニュアル動画は活用されているブースが多い印象です。
製品紹介動画の制作のポイントはこちらで解説しています。
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展示会動画の役割と使い方
今回のどてらい市も含め、多くの展示ブースで流されるようになった展示会動画ですが、こちらも出展内容や目的に応じて最適な活用方法があります。
動画コンテンツの目的はあくまで「出展内容や説明する人員を補佐する」ものであり、動画単体で完結するものではありません
目的別に見る動画の有効な活用方法
製品やサービスの拡販の場合
●製品やサービスの特徴を端的にわかりやすく伝える
●競合他社との被りを避けつつ存在感をアピールする
●製品・サービスの使い方や設置(設定)方法を紹介する
マーケットの声収集の場合
●技術や仕組みを見える化する
●アンケート結果・試験結果などのデータ(エビデンス)を開示する
これらのポイントについては下記の「展示会で本当に使える・効果が出る動画の活用方法」で詳しくご紹介しています。
展示会でのプロモーション方法でお困りの場合はぜひ合わせてご確認ください。
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展示会動画の制作にかかる費用は?
制作する動画の内容や尺、表現方法などにもよりますが、概ね「50万円~100万円」程度が相場です。
制作には1ヶ月~2ヶ月程度かかるため、開催日に合わせて少し早めにスタートできると不測の事態にも対応しやすいためおすすめです。
動画制作にかかる費用に関しては以下の記事で詳しくまとめています。
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展示会動画の制作実績
展示会動画の実績の一例をご紹介します。
メンテナンス業務を効率化する常設点検足場の紹介動画
膜の特性を活かした新しい常設点検足場の紹介動画。
橋梁のメンテナンスに関する現状(※)や製品のメリット、特筆すべき機能、エビデンスなどを5分程度にまとめました。
動画撮影が難しいこともあって全体をイラストと3DCGを使って構成。
撮影が可能な耐久試験や性能試験は動画を使うなど、さまざまな表現を使い分けてわかりすさを担保しています。
(※)橋梁の点検作業の多くは仮設足場を組んだり高所作業車を用いて行う必要があり、さらに道路管理者や鉄道管理者との協議やメンテナンスコストが毎回かかることから、足場の常設化が進められています。
工業炉の脱炭素化に向けたロードマップ動画
工業炉の脱炭素化に向けた今後のアクションをまとめたロードマップ動画。
2050年の工業炉のカーボンニュートラル化に向けた取り組みを5つのフェイズに整理して説明。
長期的な目標であること、現時点では具体例を出すことができない項目が存在することなどに鑑み、
アニメーションを用いてそれぞれのアクションやその流れ、概念などをビジュアル化することで
見る人の端的な理解を促しています。
スマートファクトリー構想のビジョン動画
繊維ベンダーを集めた展示会で放映する自社の未来を表現したインフォグラフィック動画。
繊維製造の現場は、他業種に比べてアナログが部分が多く、昨今の自動化やAIなどのトレンドからは少し距離がある現状となっていました。
自社の繊維製造現場のスマートファクトリー化を進め、従来よりも高速で高効率なものづくり体制を実現きるイメージをアニメーションで表現。
ベンダーに対して「新たな可能性を一緒に模索していきましょう」と訴えかける内容となっています。
センサ機器の技術紹介動画
鉄道運行に関わる、さまざまなメンテナンス業務の負担を軽減できるセンサ機器の紹介動画。
専門的な技術を端的に90秒ほどでわかりやすくアニメーションで表現しています。
鉄道運行管理業務に関する現状の課題や、センサ機器をつかってどのような課題を解決できるのかを端的に解説しています。
展示ブースやWEBサイトなどでご活用されています。
どてらい市の展示の方向性
「展示即売会」と銘打たれていることもあって、実際に現場で使用する「工具」や「周辺機器」「空調設備」などの展示が多く、
実際にその場で購入されている方も多くいらっしゃいました。
「多くの展示品がその場で購入できる」
こちらは工場や屋外の現場で使用するスポットクーラー。
当日は気温も高かったこともあって、製品を見ながら多くの人がこの前で涼んでいました。
こちらは万能工具としてプロの世界だけでなく、DIYを趣味とする方にも有名なネジザウルス。
新製品が展示され、しかもどてらい市価格になっていました。
溶接ヒューム用の集塵機も。こちらもどてらい市価格でかなりお安くなっていました。
切削工具や溶接用の大型ロボットなども展示されていました。
展示ブースの大きさ、展示内容について
展示品が主役
ブースの大きさは2~4コマ程度が多く、展示即売会という名目の通りあくまで主役は展示品で、所狭しとたくさんの製品を並べているブースが目立ちました。
会場は一般的な展示会とは少し異なる独特の雰囲気がありました。
中には家電量販店のようにテレビを展示している一角もありました。
まとめ
今回初めて参加した「2023大阪どてらい市」ですが、展示即売会という少し変わった一面を持つ展示会でした。
来場者も各ブースで話を聞きつつ、気に入ったものはその場で購入する。
通常の展示会よりも出展者と来場者の距離が近く感じられたのが印象的です。
来場者も現場担当者と思われる方が多く、お客さんとよりストレートなコミュニケーションで
製品のフィードバックから売上にまでつながると考えると、他にはない有意義な場ではないかと思います。
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わたしたち株式会社エルモは、製造業や製薬・医療機器メーカーを中心に500社以上の動画制作実績があります。
販促PRから採用活動、ブランディング、社内の技術継承、安全教育、周年式典にいたるまでBtoB取引におけるあらゆる用途の動画を制作しています。
まずはお気軽にご相談ください。
この記事の監修者
伝わる動画制作 編集部
製造業や製薬、医療機器メーカーに特化した動画制作会社として、製造業・医療業界ならではの課題と、その解決法としての動画活用術を発信。広報販促、マーケティング、ブランディング、採用、研修・安全教育など、それぞれの領域における動画活用の最新情報やノウハウ、事例などを随時お伝えしています。