今回は5月24日(水)~5月27日(金)にかけてインテックス大阪で開催された「第71回電設工業展」のレポートを製造業・製薬、医療機器メーカーに特化した動画制作会社のエルモがご紹介します。
展示会の概要
本展示会は、電気設備に関する資機材、工具、計測器、ソフト、システム等の新製品紹介を始め、施工技術や施工実績、アカデミックの紹介、電気設備業界の魅力や働き方などを紹介する各種イベントなど、あらゆる情報を発信する国内最大の電気設備総合展示会です。
(電設工業展公式サイトから引用)
インテックス大阪の3号館~5号館の3棟を借りた大型の展示会であること、天気にも恵まれたことなどもあり、たくさんの方がいらっしゃっていました。
公式発表によると、24日:23,854人、25日:26,465人、26日:30,368人の合計80,687人が来場されたとのこと。
筆者もこの展示会には何度か足を運んでいますが、その中では最も賑わっていたという印象です。
展示の方向性
今回の展示を大きくわけると、
●「1.実機製品の展示」
●「2.サービス・システムの展示」
●「3.現場の意見収集」
の3つにわけられます。
1.実機製品の展示
キュービクルをはじめとした電源やコネクタ、ケーブル類、電気自動車用の充電器やV2H(V2X)システム、安全対策用品などが主に展示されていました。
2.サービス・システムの展示
ビルの監視システムや工場の監視システムなど、リスクヘッジや生産性向上につながるサービスが展示されていました。
3.現場の意見収集
製品化前の試作機やテストサービスなどを公開し、来場者の意見を収集しながら完成度を高めていくテストマーケティング的な動きをされているブースもありました。
展示ブースの大きさ、展示内容について
立体感を演出したブースが目を引く
ほとんどのブースは製品(実機)の展示がメインでしたが、立体感と開放感を演出したブースが多く、全体的にスッキリとした雰囲気にまとまっていたことが印象的でした。
筆者がコロナ前に本展示会に参加した際は、いわゆる基礎コマに製品を並べたタイプのブースも多い印象でしたが、今回はそのようなブースはほとんどなく、スペースをうまく活かしながら製品・サービスの展示とブースの存在感を両立させていました。
プレゼンやデモンストレーションが豊富
展示だけでなく、製品やサービスの特長やポイントをわかりやすく紹介するプレゼンやデモンストレーションが盛んに行われていました。
こちらも以前参加した際に比べて実施されているブースが増えていて、この展示会に対する意気込みを感じることができました。
動画は製品・サービス紹介とマニュアルで半々
動画もよく活用されていて、大半のブースでは何らかの動画を流されていました。
製品やサービスの紹介動画、会社案内動画もありましたが、今回は出展物の性質上、製品の正しい取り付け方法や施工方法などを紹介するマニュアル動画がよく放映されていました。
まとめ
今回の「第71回電設工業展」はひと目見て圧倒的な存在感を放つブースはなかったものの、ほぼすべてのブースが限られたスペースをうまく使って立体感や開放感を演出しながら、製品やサービスを効果的にPRされているのが大変印象的でした。
以前に参加した際は、予算をかけたブースといわゆる基礎コマのブースの差が大きく、会場によってがらりと景色が変わる展示会でしたが、今回はそのような印象は全くなく会場全体でバランスの取れていたと感じます。
新型コロナウィルスの区分が5類に移行したことで、出展側・来場側ともにイベントの実施・参加が容易になったことが1つの要因かと思います。
また、ここ数年は「オンライン展示会」という新たな展示会が登場し、開催地に行かずとも情報の発信・収集ができるようになったことも大きなトピックですが、費用対効果で見るとリアルには敵わないという声をよく聞きました。
今回は上記の状況もあり、コロナ以前のような活気のあるリアル展示会への期待が高まって、たくさんの方が実際に足を運び、直接お話をされるという結果に繋がったのだろうと思います。
わたしたち株式会社エルモは、製造業や製薬・医療機器メーカーを中心に500社以上の動画制作実績があります。
販促PRから採用活動、ブランディング、社内の技術継承、安全教育、周年式典にいたるまでBtoB取引におけるあらゆる用途の動画を制作しています。
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この記事の監修者
伝わる動画制作 編集部
製造業や製薬、医療機器メーカーに特化した動画制作会社として、製造業・医療業界ならではの課題と、その解決法としての動画活用術を発信。広報販促、マーケティング、ブランディング、採用、研修・安全教育など、それぞれの領域における動画活用の最新情報やノウハウ、事例などを随時お伝えしています。